リアル
2009.09.17 16:19
reported in the lallure column at 2008,sep,17,
手にした三つの「幸福論」。
その当時の私には、まだまだ量ることの出来ない「幸福」について、
「読んでいた」時期なのでしょうか。
イギリス人らしいと感じたバートランド・ラッセルからの順番ではじまり、
倫理的なスイス人のカール・ヒルティを読み休みながら(?!)
フランス人 アランの幸福論はすんなりと頭に入ってきたという、そんな記憶があります。
ラッセルの言葉から
「真っ先に成すべきことは、幸福は望ましいものだということを納得することである」
ヒルティの言葉から
「心配に対する最上の策は忍耐と勇気である」
アランの「幸福論」でのアリストテレスの有名な言葉から
「楽しみとは能力のあらわれである」
いま私には、「幸福」が何かなどと固定できるはずなどは無い、
「幸福」→「現実」と、思っています。
想像するものでも、空想するものでも、夢と仮想し諦めることであってもいけないように。
再び(ようやく?)購買層を期待するテレビドラマが続いているように思うのですが、
昨日のcx系「リアルクローズ」もそう。
番組は衣からはじまる人生のリアルですが、
どの入口からも幸福とは大げさなものでなく「リアル」なものだと感じて行くのでしょう。
目の前の現実すなわち「リアル」こそが、自然すぎて忘れてしまうほどの幸せ。
学生時代に読み休んでしまったヒルティの幸福論は、
3年ほど前、偶然の読み直す機会には、とても常識的なものとなっておりました。
「幸福」と意識した瞬間にそれが不幸の始まりだ、
などという「論」には納得したくはありませんが・・、
幸福は現実となって目の前に在るのですよね。
時には試練という側面に形を変えながらも・・。
ですので、皆様とのコンサルテーションは、
(出来るだけ最良の)「現実」に副ったものへと近づく為に、
ご一緒に考えながら行わせていただいております。
これから最高の季節、秋ですね。
神々は出雲へ~「幽れたる神事」日本の伝えに由々し。 目に見えぬ御縁が結ばれる~
という(*定説)のように、大変良い「出会い、実る」時期です。
ところで、私の直近のリアルは?
十五夜の月見団子と軒先でわけていただいたススキのおかげで、
穂先が開花し実っていくのを眺めるごとに、それを共有出来る空気や時間が、
本当に幸せな一期一会だとわかったこと。感謝です。